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タンチョウ(特別天然記念物)が朝里小に!

2022年4月14日

新聞や道新ネットニュースでも報道されましたが、12日のお昼頃、朝里小のグラウンドにタンチョウ2羽が飛来し、20分間ぐらい休んでいました。

タンチョウは、国の特別天然記念物です。

小樽や札幌方面で見かけることはない鳥ですし、たいへんびっくりしました。

校内放送で呼びかけ、運良くほぼ全校の子どもたちが、その大きく美しい姿を見ることができました。

子どもたちも興奮しながら見ていました。みんな喜んでしました。

飛び立ったタンチョウは、その後、校舎上空を大きな翼を拡げながら何周も旋回し温泉側へ飛び去っていきました。

 当日は、霧が濃い日でしたので、迷ってきたのかもしれません。そして、雪解けの進んだグラウンドが鳥からは田んぼにみえたのかもしれませんね。

 なんだか、ほっこりするうれしい出来事でした!

★タンチョウ情報★

 学校にタンチョウを研究している専門家から写真提供の依頼が来たので提供したところ、専門家の見解を教えてくださいました。

 以下、ある専門家の見解を一部ご紹介いたします。

 ○小樽市街地でのタンチョウの出現記録は、恐らく1900年代を含めて初めての貴重なものと思います。

 ○左の個体は首に子供を示す茶色の毛がまだ残っており、頭の赤い部分も未発達です。したがって、昨年5月前後に生まれ、親と共に3月初め頃まで過ごし、その後独り立ちしたばかりの幼鳥と思います。ツル類は満3歳で大人(成鳥)になりますので、まだ子供の状態です。

 ○もう1羽は、首も黒く、頭の赤い部分も認められ、恐らく3歳を過ぎた成鳥と思われますが、2歳の亜成鳥の可能性も捨てきれず、写真からは確定できませんでした。

 ○2羽の性別は分かりません(ツル類は外形ではほとんど区別がつきませんし、同性同士での連れ添いもあります)ので、現在は「つがい」の状態ではなく、「友だち」関係と言えそうです。

 ○どこから来たのか不明です。タンチョウは満3歳を過ぎた成熟年齢に達すると、繁殖地として一定の場所になわばりを構えますが、若い連中はそれまでにあちこちと広くさまよいます。