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風にも負けず輝いた笑顔、第9回大運動会

2026年6月3日

 見上げる天狗山の新緑が鮮やかに映えるなか、山の手小学校の「第9回大運動会」が開催されました。当初予定していた5月29日は、雨の天気予報が出ていたことに加え、気温も低くなることが予想されたため、児童の健康と安全を最優先に考慮して翌30日へと延期しての実施となりました。当日は時折激しい風が吹きつけるあいにくの強風となりましたが、お天気には恵まれて素晴らしい青空が広がり、絶好の行事日和の中で子どもたちの元気な声がグラウンドに響き渡りました。今年度は「力を合わせて最後まであきらめない運動会」というテーマを掲げ、赤群と白群に分かれた全校児童が、これまでの練習の成果を全て発揮しようと熱い戦いを繰り広げました。開会式に続く応援合戦では、応援団員の力強いリードのもと、全校児童の割れんばかりの声援が風を切り裂くように響き、運動会の幕開けを華やかに彩りました。

 全校競技の「大玉送り」では、赤群と白群の意地が激しくぶつかり合いました。この日のために事前にしっかりと作戦を立てて練習に励んできた大玉リーダーたちが、強風という難しいコンディションの中でも大声を張り上げて仲間を巧みに導き、競技を盛り上げていました。風によって大玉が予期せぬ方向へと流されそうになるのを、子どもたちは必死に手を伸ばしてコントロールし、全員で声を掛け合いながら次の学年へと繋いでいきました。両群一歩も譲らぬ大熱戦の末、引き分けという結果となり、お互いの健闘を称え合う温かい拍手がグラウンドを包み込みました。

 各学年の徒競走では、強い向かい風を受けながらも、子どもたちはゴール目指して一直線に駆け抜けました。小学校に入って初めての運動会を迎えた1年生と、お兄さんお姉さんらしくなった2年生は、50メートルを全力疾走し、会場からの温かい拍手を浴びていました。低学年の団体競技「かごまで とどけー!」では、お馴染みのチェッコリダンスをかわいらしく踊りながらも、懸命にかごに球を入れようとするひたむきな姿がとても微笑ましく、観客を魅了していました。その愛らしい姿に応えるように、応援席で見守る3~6年生の上級生たちも一緒になってダンスを踊りながら、笑顔で温かい声援を送るなど、学年を超えた一体感がグラウンドいっぱいに広がっていました。また、表現種目の「カリスマックス!」では、体いっぱいにリズムを感じながら、可愛らしくも躍動感あふれるダンスを披露し、強風を吹き飛ばすほどの元気な笑顔を届けてくれました。

 中学年となる3年生と4年生は、少し距離が伸びた80メートル徒競走に挑み、互いに激しく競り合いながら力強い走りを見せました。団体競技の「台風の目」では、一本の棒を数人で握り、チームワークを駆使してコーンを鋭く回り、仲間と息を合わせて次の走者へとバトンを繋いでいきました。表現種目の「よっちょれ」では、両手に持った鳴子の音をグラウンドいっぱいに響かせながら、腰を低く落とした大迫力の踊りを披露しました。一つ一つの動きにキレがあり、中学年としての逞しさと、心を一つにして踊りきる連帯感がひしひしと伝わってくる素晴らしい発表でした。

 高学年である5年生と6年生は、小学校生活の集大成として圧巻の姿を見せてくれました。100メートル徒競走では、最高学年にふさわしいスピード感あふれる走りでトラックを駆け抜け、観客席の目を釘付けにしました。団体競技の「竹取物語」では、高学年がそれぞれの組でがっちりと大きな円陣を組み、声を張り上げて気合を入れる姿が見られ、会場の熱気は一気に最高潮に達しました。合図とともに一斉にターゲットの棒へと駆け寄り、一本の棒を巡って力と力、そして作戦がぶつかり合う激しい引き合いが展開され、高学年らしい気迫あふれる戦いに大きな声援が送られていました。そして、高学年の表現種目「フラッグフォーメーション」では、強い風に負けることなく、色鮮やかな旗をピンと張り、一糸乱れぬ美しい隊形移動を見せました。風を味方につけたかのように旗をなびかせ、一斉に音が揃う瞬間は、高学年としての誇りと強い絆が感じられ、観客席からは大きな歓声と感動の拍手が沸き起こりました。

 延期による日程変更や強風という厳しいコンディションをものともせず、掲げたテーマの通りに最後まであきらめずに全力で臨んだ子どもたちの姿は、非常に立派で逞しいものでした。当日の急な変更にもかかわらず、早朝から温かい応援を送り、子どもたちにたくさんの拍手を届けていただきました保護者の皆様、そして地域の皆様に心より感謝申し上げます。